こんにちは、アラサーくん(@around30_marketing)です。
面接の際、書類審査を通過した後の次の悩みは、なんと言っても面接ですね。
特に、企業から「私服での参加」の指示があると、どんな服を着ればいいのか迷いますよね。
メラビアンの法則って知っていますか??
人はコミュニケーションにおいて、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%のウェイトで影響を与えるという心理学上の法則のことです。
中身や人柄が大事といわれますが、視覚情報が半分以上の割合で実は「見た目」は転職においても大きく影響しています。
「服装自由」と言われても、その範囲がどこまでなのか、スーツはOKなのか、気温に応じた服装や髪型はどうすればいいのか、こういった「正しい私服」の選び方を詳しくお伝えします。
面接での服装を自由にする理由
「服装自由」と指示されたとき、その背後には企業の何らかの意図があるはずです。
なぜ指定がされたのかを理解することで、適切な服装を選ぶヒントが得られるだけでなく、企業に対して良い印象を与えるきっかけにもなります。
通常スーツが基本とされる面接で、「服装自由」と指示される背景には、主に3つの理由が考えられます。
服装から個性を見るため
面接の服装を自由にする背景には、応募者の個性やセンスを見極めたいという企業の意図があります。
特に新卒採用では、学生の持つ独特な個性や将来的な可能性を大切に考える企業が多いです。面接では、応募者がどんな人間かを知るための質問が中心となります。
ただ、質問のみで全ての側面を把握するのは難しい。
そのため、個性が反映されやすい服装を通じて、応募者の特色やその人独自のセンスを探る企業も珍しくありません。
服装の細部に潜む個性や、基本的な身だしなみのマナーも同時に評価の対象となるので、その点も意識して選ぶとよいでしょう。
TPOを理解しているか
面接では服装が自由でも、応募する仕事の性質やその場のシチュエーションを考慮した服装が求められます。
つまり、場の空気やTPO(Time, Place, Occasion)に合わせた適切な服装ができるかどうか、それが評価のポイントとなります。
ビジネスの世界には、明言されない約束事も多く存在します。
重要なのは、そのシチュエーションに相応しい服装や行動を選択できるかどうかです。
面接での服装は、応募者がこの点をどれだけ理解しているのかを示す最も明確な手段です。
選んだ服装で、良い評価も悪い評価も左右される可能性があるので、選び方は慎重に行いましょう。
なるべくリラックスしてもらうため
服装自由の指定は評価のためだけではなく、応募者にリラックスして面接に臨んでほしいという企業の意向があることも多いです。
そうした企業では、実際にどのような服を選んでも大きな問題にはなりません。
ただし、あまりにも派手や奇抜な服装はマイナスの印象を与える可能性があるので注意が必要です。
適切な範囲であれば、普段着で面接に参加することで、自分らしさを出してもらい、真の性格や人柄を見極めたいという企業の思いがあるのです。
↓面接時に見られているポイントとは?
服装自由は何を着ていけばいい?
「服装自由」との面接指示があった際の服装の選び方は、業界や企業の特性によって変わることがありますが、以下の基本的なポイントを参考にすると良いでしょう。
・オフィスカジュアルな格好
・スーツも基本的にはOK
・派手過ぎない自分らしさを出した日常の服装
企業の公式ホームページや就職活動関連のサイトをチェックし、企業の雰囲気や社風を理解することが大切です。
その情報を元に、マナーを守りつつ適切な服装を選びましょう。
定番はオフィスカジュアル
面接の「私服」の指定は、オフィスカジュアルを意味することが多いです。
オフィスカジュアルとは、ビジネスのマナーに沿った清潔で礼儀正しい格好を指します。単に普段着とは違いますので、面接というビジネスの場にふさわしい服装を心掛けましょう。
男性の場合:
- アウター: テーラードジャケットやブレザー。色はネイビーや黒、茶色などの基本色が良い。
- インナー: 襟のある淡い色のシャツ、ネクタイも合わせると更にフォーマル感が増す。
- ボトムス: チノパンやスラックスをチョイスし、シャツはインして着るのが基本。
- 靴: 黒や茶色の革靴。
女性の場合:
- アウター: テーラードジャケット。
- インナー: 白やパステルカラーのブラウス、またはシャツ。シンプルかストライプ柄が適している。
- ボトムス: スカートやパンツのどちらも良い。スカートは膝丈が最適で、座った時に短すぎないように注意。
- 靴: パンプス。ヒールが約5cmのものを選ぶと、足元がきれいに見えます。
これらの服装を参考に、面接の際はTPOを考慮した格好をしましょう。
迷ったらスーツを着よう
面接で「服装自由」と言われた場合、どんな服を選ぶべきか悩む人も多いでしょう。
しかし、迷った場合にはスーツを選べば無難です。
服装自由の指定は、スーツでも私服でも良いという意味ですが、スーツの方が間違いなく良い印象を与えることができます。
もし個性を見られる場面だとしても、スーツを着ることで真面目や誠実な印象を与えられます。
さらに、その日に突然スーツが必要になる場面も想定されるので、最初からスーツで出席する方が確実です。
忙しくて複数回の面接に出席する時間がない場合も、スーツを選択するのがベストでしょう。
センスやクリエイティブ性を見たい業界・職種の場合
ただし、アパレルやデザイナーなどのクリエイティブな職種では、スーツは避けるのが無難です。
特にアパレル業界では、各企業やブランドが持つ独特のテイストがあるため、応募者の服装からブランドとの相性を見ることができるとされています。そのため、個性的でカジュアルな服装が推奨されることが多いです。
もし「あなたらしく」や「私服で」といった指示があれば、この場合、服装自体が評価の一部となる可能性が高いです。
ただ、注意点として「私服」とは必ずしも日常のカジュアルな服装というわけではありません。
大切なのは、その企業の文化やブランドイメージに合致する服装を選ぶこと。
服装は自分自身を良く見せるツールとして利用し、その上でビジネスの場に適しているかを考慮しながら選びましょう。
「清潔感」が鍵となる
どの業界や企業での面接においても、最も重要なポイントは「清潔感」です。
清潔に見えない服は、相手に不潔やだらしなさといったネガティブな印象を与えかねません。
汚れが目立つアイテムやシワが多い服は選ばないよう心掛けましょう。また、自分のサイズに合わない服も不潔に映る可能性があります。
着る前に服のフィット感、裾の長さ、生地の擦り減り、シワの有無などをしっかりと確認して、ベストな状態で面接に挑むようにしましょう。
↓不採用になる人はどんな人?
季節による服装の悩み
夏にジャケットは必要?冬にはカーディガンが許容されるのか?など面接の際、季節に応じた服装の悩みはよくあります。こちらで季節ごとのアドバイスをご紹介します。
夏の面接服装のポイント
- ジャケットは暑くても推奨。紺色など汗染みが目立たない色が良い。デニムはカジュアルすぎるので避ける。
- 「クールビズ可」が記載されていれば、ネクタイ無しでOK。
- 長袖シャツが基本だが、襟付きのポロシャツなら半袖でも良し。Tシャツやアロハシャツ、短パンやカーゴパンツは適さない。
- 女性は鎖骨が見える程度のVネックが好ましいが、露出過多は避ける。透ける服やミニスカートは控える。パンツは足首まで隠れるフルレングスがベター。
冬の面接服装のポイント
- 通常のスーツと合わせるコートなら問題なし。ダウンやレザーコートは避けるべき。
- ジャケットの下のセーターやニットのレイヤリングはカジュアルに見えるため避ける。シャツとカーディガンの組み合わせも同様。
- 女性は、ジャケットの代わりにカーディガンも可。ブーツは面接には不向き。ストッキングは透明か黒が基本で、派手な柄や厚い素材は避ける。
ヘアスタイルやネイルの注意すべき点は?
髪型やカラーの変えるだけで印象は劇的に変化します。女性はネイルにも注意が必要です。
では、どの程度自分らしさを表現すればいいのか見ていきましょう。
髪型・ヘアスタイル
- 髪の印象は重要。寝癖は避け、顔が隠れないよう心掛ける。
- 男性: 清潔感がポイント。ワックス使用は適量に。ツーブロックも可だが、清潔で誠実な印象を大切に。
- 女性: 長い髪は後ろでまとめるかハーフアップ推奨。カジュアルなスタイルやアクセサリーは避け、シンプルな留め具を利用。
髪の色・ヘアカラー
- 自然な茶色はOK。暗めの色が基本。明るすぎる色や、根元と毛先の色の差は避け、整えて臨む。
ネイル
- 衛生を重視する業種ではネイルはおすすめしません。他の職種でも、ナチュラルカラーが基本。派手なアートや長さ、剥げたマニュキュアは不適切。
靴やバッグの選び方
「服装自由」と聞くと、どんな靴やバッグが適しているのか悩むことが多いでしょう。
面接においても靴やバッグは大切な印象の要素となるため、事前のチェックが重要です。
面接の場での靴の選び方
面接の場においては、カジュアルすぎるアイテムは避けるのがベスト。
スニーカーやサンダル、スリッポンは不適切とされる場合が多いです。また、ローファーもカジュアル用途と見なされることがあるので注意が必要です。
男性は、やはり定番の革靴がおすすめ。革靴にマッチする服装を心がけることで、全体のコーディネートもしやすくなります。そして、靴下を忘れずに。
女性も、基本はパンプスを中心に考えるのが無難です。ミュールや露出度の高いサンダルは避け、シンプルなデザインを選ぶのが良いでしょう。
色に関しては、黒を始めとした落ち着いた色調がベター。ヒールの高さについては、歩きやすさを優先して5cm以下を目安に選びましょう。ストッキングの着用も忘れずに。
面接の場でのバッグやリュックの選び方
リュックやショルダーバッグは日常では非常に使い勝手が良いですが、面接の場ではフォーマルさが求められることが多いため、選ぶ際には注意が必要です。
A4サイズの書類を収納できるシンプルなデザインのバッグを選ぶことをおすすめします。色合いも黒や茶など落ち着いたものがベストです。
WEB面接はどんな服装がいいか
新型コロナの拡大を背景に、多くの企業がWEB面接を採用しています。
では、WEB面接時の服装はどう選べば良いのでしょうか。適切な服装を見ていきしましょう。
映る部分だけでなく、全身の服装で準備しておこう
「首から上だけ映ればそれでいい」というわけではありません。
面接官はあなたの服装全体に目を通す可能性があります。特に「カメラから距離を取ってください」と指示されることも考えられます。
万が一の状況、例えば急に立ち上がる必要が出たときなどに備え、全身が面接のマナーに合致する服装を選びましょう。
カメラ位置を適切に設定しよう
カメラ上では上半身が適切に映るよう心がけることが大切です。
例えば、お辞儀をする際にカメラに近づきすぎないよう配慮するなど、距離感を考えましょう。
さらに、姿勢の良さは画面越しでも評価されるポイントです。
良い姿勢は明るく、ポジティブな印象をもたらします。従って、面接中は背筋を伸ばし、適切な姿勢で応対することが求められます。
↓WEB面接で不採用になる人の特徴
おわりに
業界や企業によって「服装自由」の基準は異なります。
したがって、以前の面接の情報や企業の公式サイトでの社員の様子を参考にして、その会社の雰囲気に合った服装を選びましょう。
「服装自由」と言われても、スーツを着用すれば失礼に当たることはほとんどありません。
よりカジュアルな印象を持つ服を選ぶ場合、オフィスカジュアルのスタイルが無難な選択となります。
また、選んだ服装の理由を説明できるよう、前もって考えておくことが重要です。
全体的な装いや態度も大切なので、マナーを意識しながら面接に挑むよう心掛けましょう。
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